death(true)²

 1/17(火) 19:00-21:30 城内公民館 多目的室 担当:O

年が明けて作品のテーマ決めに本腰を入れ始めました。
3年目、ラボ最後の年という事で何か出し物をしてもいいんじゃないかということで先週から読み始めた如月小春『DOLL』。
もちろんこれを下敷きに考えるということで、そのまま上演するという事はありませんが、戯曲を扱わずテキストや対話を上演にすることを主としてきたあした帰ったにとっては不慣れな作業です。古典でもない現代戯曲(とはいっても約40年前)を取り扱う事にどのような意味があるのか。

上演に向けて今まではHOW(どのように)を考えてきましたが、WHAT(何を)を考えるための足掛かりとして投げかけられた『DOLL』。本日の稽古はその話し合いに時間を費やしました。その中で多く話題に上がったのが、現代に通ずる普遍的な”死”。そして”自死”。
メンバーの一人が第一期の頃から反出生主義に興味があると言っていたこともありテーマに挙げたという伊藤さん。それぞれの”死”にまつわる事柄が語られます。

安部元首相。赤木俊夫氏。自殺の模様を配信した少女、中年男性。意図せず死の様を記録に残してしまった登山家。『DOLL』でハーメルンの笛吹きのように女学生らを集め、海に沈んだ少女たち。過労死、戦死、事故死。

以前挙げていたフリーマーケットは横に置いて新たに公演の構想が形作られていきます。みんなこの話題の方が話が弾んで(?)いて、死は遠いようで身近な存在であることを思い出す。私は死とフリーマーケットの境目に遺品・遺産があるような気がしました。この方向で考えてみたいと思っています。



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