8月9日の稽古
8/9 19:00-21:30 城内公民館・集会室3 担当:O
みんなで観に行くKYOTO EXPERIMENTの公演はサマラ・ハーシュ『わたしたちのからだが知っていること』(https://www.kac.or.jp/events/32330/)に決定しました。フォースド・エンターテイメントと票数は同点でしたが、今回のサマラ作品は戯曲を用いないものであること、演者・観客との質問や対話を通して創られていくものであるという点から伊藤ラボの過去の公演と響きあうところもあり、こういった形式の公演に観客として触れる機会を大事にして欲しいという思いから選ばれました。
・詩を演出する
みちがすべった
あしのしたですべった
すってんころりん
ちきゅうがおびといた
(↑谷川俊太郎 詩「すってんころりんうた」)
谷川俊太郎の詩をそれぞれ演出し、上演した。以下は上演風景。上演後の講評では様々な意見が交わされた。
・ふたりが折り重なることで地層を表現しているように見えた |
・サンダルを落とすところに集中させる緊張感が生まれていた ・机の動きを制御できていないところに偶発的なもの、地球の意思を感じた ・詩の朗読と身体の動きが分離されている意義を問う意見が出た |
・この上演を見て初めて、この詩が地震を表現しているのではないかと思い至った ・ドアを叩く、窓を開けようとする、椅子に頭を隠すなど地震を暗喩する表現を部屋全体を使って行っていた ・自他ともに、前転・四足歩行のシーンは蛇足だったのではないかという意見が出た |
・水色の靴がキャラクターに見えた ・「遊び」の領域を使った上演だった |
・ディスカッションを元にした演劇を作る
ディスカッション劇を作るために、どうすればそれが面白くなるのか意見を出し合った。
議題は「マスクの是非」。演劇として面白くするために、いつごろの話か・人物の考え方・舞台設定が話し合われた。
個人的に惹かれた設定は”工事現場”であった。世間一般に先駆けマスクを外すことが推奨されている現場であることや、この猛暑でもマスクを外さず作業している方がいるエピソードを聞き、登場人物のマスクへのモチベーションや考え方の差異が浮かび上がりやすいのではないかと思った。
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