普段なら口にしないことばを、

 1/19 19:00-21:00 担当W





富田ふれあい文化センター大ホールです。
演劇史の勉強をすると「あのにっくきプロセニアムアーチ!」などと思ったりもするのですが、
こういう場に来ると嗚呼良いなと思っちゃったりしますね、どうしてもね。

年始からやっている、自らの選んだテクストを読む、というワークを手始めに。
劇場空間は声を吸う。空間が、大きな声を求めてくる。単純に、繊細に。「演技」では戯曲だけでなく空間の解釈も要請される。良い。
同じテクストを何度も読む、際にも様々な身体の使い方が求められるでしょう。
テクストに、空間に、「別の身体をぶつけてみる」といったことをもっと試してみても良さそう、と思った。
せっかくの稽古場なので、通常の私、以外のものが発見できると多分楽しい。

さて前回(私は急遽お休みしてしまったのですが)メンバー間でどんなテクストを扱おうか話合いの時間があって
それを受けて本日講師Tが新たに提示してきたのは、『ヴァギナ・モノローグ』
現代戯曲の有名どころとはいえ、なかなかにぶっこんできました。
口にするのも躊躇われる言葉、発話するだけで何らかの摩擦を生む。
私も今、引用符にくくらないと文字にするのにだいぶ抵抗ありますね。
しばらくみんなで朗読しました、順番に。

いつもTはワークの後に「実際やってみて/まわりで聞いててどうだった?」とたずねるのですが
今回はそうしなかった。各々、何を感じていたのだろうか。
いずれにせよしかし、外国語にしちゃうと少し摩擦は薄れる感がある。外国人の名前みたいだ、感。





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