年末年始、に「台本を読む」

 2021/12/26 13:00-17:00 
 2022/1/4 19:00-21:00

年末ブログをサボってしまいましたので、2回分まとめて書きます。書きます。
良いお年、はお迎えいただけましたでしょうか。本年もよろしくお願いいたします。

あした帰った第一期は、参加者各々が自らテクストを創出してそれを上演作品にしました。
第二期はその限りではなく、何かしら自分の「外」のテクストを用いてそれを演じる、という契機を積極的に取り入れて創作に取り組みます。その予定です。

理由はいまいちよくわからなかったのですが、講師Tからオーディション番組の動画を見てきてほしいとの指示がありました。
横柄な(態度をあえてとった?)演出家が志望者に圧をかけて、殻をやぶらせようという。
気分が悪い、と私はかなり強めに思いましたが、成長していく志望者たちの姿が良かった、という人もいました。

さて、「台本を読むこと」について。
俳優は、与えられた台詞を発話するのには長けていますが、あんまり自分でテクストを選択する機会はない。
冒頭に「自分の「外」のテクスト」と書きましたが、講師Tはそれでもなお「自分で選ぶ」という契機を大事にしている様子です。
欧米の俳優のオーディションだと、「自分の好きな台本の一部を抜粋して発表しろ」という課題が多いらしい。


年明けには、各々が選んできたテクストを2分程度で読むというワークをしました。
「何か自分に響いた文章であるほうが良い」という指示がありましたので、みんなそれぞれに捻り出してきました。
戯曲、昔話風の創作物語、小説、ドキュメンタリーと、示し合わせた訳でもないのに多種多様なテクストが揃いました。
テクストの性質、例えば語り手がどの立場から語っているかなど、によって上演のされ方は異なる。
俳優も、どういう立ち位置で舞台に立てば良いのか、かなりの試行錯誤が要る。
そういう機微?に敏感でありたいなと強く感じられました。

コメント

このブログの人気の投稿

書くことと語ること

「ひとのために何かすることで自分が幸せになるんですね」

あした帰った第二期スタート、あるいは複数、の俳優、について