幸せ、か(な)ぁ

3/21 17:00-21:00 城内公民館 集会室3 
















高槻城公園文化芸術劇場がひとまずオープンしまして、敷地内に入れるようになっています。
あした帰った第三期はじまって初めての長丁場の稽古でしたが、その時間中にフラっと立ち寄りました。
劇場内で販売されていたパン、美味しかったです。


今回の中心的な課題は「幸せ」について二人組で喋り、その会話それ自体を後に再現するというもの。また厄介な。
われわれは演劇をやっているのですが、演劇をやっていることと「幸せって何だろう」と考えることとが同義であるとも言える。演劇は(少なくとも今行っている活動は)最後には上演しなければならないという点が根本的に違うのですが。

美味しいもの食べて幸せを感じる、とか、音楽のライブで一体感を得る、といったことは分かりやすいし多くの人が共有できる事柄だと思いますが、もうちょっと分け入っていくと色々人によって違いが見えてくる気がします。

幸せを「瞬間」で捉える人と「持続/状態」で捉える人などもいそうです。私などは、「幸せ」があんまり意識にのぼってくることはない。幸せが阻害されたときに「不幸」を感じ、翻って幸せが分かってくる、みたいなことはある気がする。
様々な機構は、うまく機能してるときにはその存在に気づけなかったりするけど、故障などの不備が生じたときに「今までうまく行っていたのはあの仕組みのおかげだったのか!」と分かってくる、といった様な。
日常的にかけているメガネは、体と一体化してしまってあまり意識されないけど、フレームが歪むと一気に違和感が生じてくる…といった様な。

違和感なく、摩擦なく、過ごせるならそれが一番良いのかもしれない。
しかし生きていれば無限に摩擦は生じ続けているはずで、それに気づかなかったり、無いかのように扱ったり、なるべく減らそうとしたり、みんないろんな方法で摩擦に応答しているのだろうと思います。

ちなみに今回なんだか(明確な理由なく)私がべらぼうに疲れていて、世界との摩擦だらけだった感がありました。
「元気」というのも、幸せの第一条件かもしれない(8割方復活しました)。

※公演サイトがアップロードされました。

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